・第四紀層と東海層群の境界:200.7m付近
・東海層群と中新統の境界 :631.0m付近
・中新統と基盤岩の境界 :661.0m付近
これらの境界深度は、ノンコア掘削であるため、調査結果としては曖昧な深度であることは否めない。しかしながら、第四紀層と東海層群の境界と考えられる200m付近に、含まれる礫種について明瞭な不連続が認められ(図5−2−1)、堆積環境(水系など)の変化があったことは明らかである。中新統と基盤岩の境界は、着岩に伴う掘進状況の変化(図4−1−5)および含まれるカッティングスの変化(ボーリング柱状図参照)が明瞭であり、これらの境界深度については、誤差は小さいと考えられる。一方、東海層群と中新統の境界は、掘進状況の変化はなく、カッティングスの観察結果から推定したものであり、科学的根拠に乏しく、参考値としての報告に留めたい。