4−3−6 温度検層

温度検層は、温度センサーが組み込まれたゾンデにより、ボーリング孔内水の温度を深度方向に連続的に測定するものである。

測定系は、孔内に挿入するゾンデ、ゾンデを昇降させるためのウィンチおよびケーブル、測定値の記録・表示を行う地上装置から構成される。

図4−3−7に測定模式図を、表4−3−6に使用機器仕様一覧を示す。

測定は、ゾンデの昇降による孔内水の擾乱をなるべく避けるため、ゾンデを降下させながら連続的に行う。

温度検層の結果は、地層温度の把握に用いられる他、その変化点などにより孔内への地下水の流入出の状況を推定できる場合もある。

図4−3−6 温度・電導度検層使用機器一覧

図4−3−7 温度検層測定模式図