群発地震活動は、次の4期に分けることが出来る(図6−41)。
第1期:1966年2月まで
地震活動は皆神山を中心とする半径5kmの範囲内にあった時期
第2期:1966年7月まで
活動域が北東−南西方向に広がり、地震活動、地殻変動が最も活発な時期
湧水、地割れなどの地表現象が出始める。
第3期:1966年12月まで
活動域はさらに広がる一方で皆神山周辺の活動は減少した時期
地割れの発達に伴う湧水により、牧内地区に地滑りが生じ、家屋などに被害が生じた(図6−42)。
第4期:1967年5月まで
活動域がさらに北東−南西方向に伸びるとともに活動が周辺部に移り、中央部の活動が減少した時期
1967年6月以降、活動が急速に衰えた。