地震に伴う広域的な地殻変動(隆起や沈降)による被害もある。例えば、1854年の安政南海地震(M8.4)や1946年の南海地震(M8.0)に伴って高知市付近の地盤が1m程度沈降{25}し、それによって海水が浸入して、田畑の浸水などの被害が生じた。また、逆に、地震に伴う土地の隆起によって、港が浅くなり、港の機能に障害が生じることもある。