14−1 巻末注1

地震調査委員会は1997年8月に神縄・国府津−松田断層帯の調査結果と評価を次のようにとりまとめた。

神縄・国府津−松田断層帯は神奈川県の丹沢山地南縁から相模湾岸に至る断層帯で、南西側の足柄平野と北東側の大磯丘陵等との地形境界をなしている。この断層帯のおおよその活動間隔は3千年程度、最新の活動は約3千年前と推定される。この断層帯では、現在を含む今後数百年以内に、マグニチュード8程度(7 1/2〜8 1/2)の地震が発生する可能性がある。震源域は断層帯全体とその海域延長部に及ぶと考えられる。