深度0.80m〜1.10mは淘汰の悪い礫混じりシルトからなり、層相からB層(B1相)に相当する。深度1.10m〜1.50mは淘汰が悪く、マトリクスに乏しい亜円礫からなり、層相からB層(B2相)に相当する。
深度1.50m〜1.85mは腐植に富むシルト、深度1.85m〜2.40mは腐植にやや富むシルトからなり、砂や腐植には層理がみられる。これらは層相からC層、D層に相当する。また、E層に相当する地層はみられない。
深度2.40m〜2.50mは褐色〜黄褐色の砂混じりシルトからなり、層相からF層に対比できる。
深度2.50m〜2.75mは腐植に富む砂礫混じりシルトからなり、層相からG層に対比できる。
深度2.75m〜3.92mは淘汰のよい砂礫からなり、部分的にシルトが優勢な部分や、細礫の葉理などの堆積構造が認められ、層相からH層(H1相)に対比できる。
深度3.92m〜10.47mは上、中、下部の3つのユニットに細分される。上部は粗砂と中礫の互層からなり、砂が優勢している部分には葉理が発達している。中部は細礫〜中礫からなり、マトリクスは中砂が主体である。円礫が多く、マトリクスも含め、全体的に円磨されている。下部は亜角礫主体の砂礫からなり、淘汰が悪い。これらは層相からH層(H2相)に相当する。
深度10.47m〜11.20mは腐植質シルトからなる。深度11.10mの腐植質シルト(Sg1−C1: 14C年代測定試料番号)の 14C年代は8130±40 y.B.P.(BC7190−7050)である。深度11.20m〜12.00mは細礫混じりの砂からなる。