各層記載中のE1、W1などはトレンチ壁面におけるグリッド番号を示し、Eは東側壁面、Wは西側壁面を指す。トレンチ中央部では、北傾斜の2条の断層が確認され、北側の断層を断層N、南側の断層を断層Sとする。トレンチ壁面写真を図4−4に、トレンチ壁面スケッチ解釈図を図4−5に示す。
年代決定に有用な腐植物や炭化木片などが産出した場合には、放射性炭素年代(以下、14C年代)を測定した。その結果は13Cにより補正した年代をy.B.P.で示し、その暦年較正年代(2σ)もあわせて示した。本文中では補正14C年代、暦年較正年代(2σ)の順に示す。14C年代試料採取位置図を図4−6に、各層準から得られた14C年代を表4−1に示す。
各地層において産出した考古遺物に関しては、その時代、種類を示した。遺物の鑑定は小田原市教育委員会によるものである。考古遺物の出土位置を図4−7−1、図4−7−2に、考古遺物の写真を図4−8−1、図4−8−2、図4−8−3、図4−8−4、図4−8−5に示す。