これらの探査の諸元を、表2−2−1に示す。
広域重力解析においては、工業技術院地質調査所よりグリッドデ−タの形で供与されたブ−ゲ−異常分布(東西93km,南北95km)に、フ−リエ解析の手法によるフィルタ−処理を施した。
重力探査精査においては、横浜市を中心とする北東−南西方向20km,幅5kmの帯状の範囲にて新たな重力測定を行ない、このデ−タを用いて各種フィルタ−処理・解析を行なった。
得られた成果図等については、以下に示す図表一覧を参照されたい。
(1)目 的
@広域重力解析
既往の重力デ−タを解析することにより、上記立川断層を含む構造線・地質分布との比較検討を行なう上での基礎資料を得ることを目的とする。
A重力探査精査
重力探査精査の目的は、以下のとおりである。
@断層が平野部に入り地形・地質的な手掛かりに乏しくなる立川断層南東側延長部において、大局的な地下構造(密度構造異常)を立川断層の性状との関連において把握することを目的とする。
Aあわせて、既往調査および、新たに実施した調査の全ての結果を総合的に解釈する上での一つの基礎資料を得ることを目的とする。
(2)担当者
応用地質株式会社
探査工学研究所 野崎 京三
(3)調査期間
@広域重力解析
平成8年1月10日〜平成8年2月10日
A重力探査精査
平成8月3月11日〜平成8年8月3日