5−2 平均変位速度

図5−1−1より地層が変位している年代と、変位をまったく示さない年代が繰り返しており、断層の活動が間欠性を有していることがわかる。

下保木地区及び上岡枝下流地区において確認した1イベントあたりの変位量(D)及び、図5−1−2表5−1−1に示す再来間隔(R)から平均変位速度(S)を求める。

D=1.33〜1.58m、R=9,000〜11,500年より、

S=1.33〜1.58 /9,000〜11,500=0.12〜0.18m/1,000年

となり、B級(0.1〜1.0m/1,000年)の活断層の中でC級の活断層に近いものとなる。