4−3−2 地形地質概要

調査地はほ場整備を終えている。整備前の地形図(図4−3−2)から、調査地は支沢からの土砂が堆積した個所に位置する。

図4−3−1に調査地の地質平面図を示す。調査地周辺の地質は、大きく菊川断層を挟んで北側が中生代ジュラ紀豊浦層群の頁岩・砂岩、南側に中生代ジュラ紀の豊西層群の石英質砂岩・礫岩、白亜紀の関門層群下関亜層群の安山岩・デイサイト質火砕岩が分布している。第四系は安山岩の巨礫を含む本川の堆積物と砂岩・頁岩の中礫を主体とする支沢の堆積物があり、これらの堆積物中には連続性の乏しい腐植土層(泥炭層)を狭在している。