6−1−3 延長

本調査対象の19km区間については、断層が連続している可能性が高いものと考えられる。

しかし、断層変位地形の特徴や明瞭さが、北部・中央部・南部で異なっており、セグメントが異なる可能性があり、今後の課題となると考える。北部地域については、リニアメントが左ステップしているとも読みとれること、大河内地区の露頭に見られるような強く圧縮を受けた部分が存在することは、北部地域がさらに小セグメントに分割されていることを示唆している可能性がある。さらに北部については、本郷地区の調査結果が海域の既存調査結果と類似しており、海域の神田岬沖断層に連続する可能性が高いと考えられる。一方、南部の延長については、菊川町下保木までは連続しているがこれより南の延長については現時点では不明である。