5−6−1 ほ場整備前の地形

図5−6−1にほ場整備前の地形図を示す。調査対象地域の地形は、山裾部から木屋川に向け徐々に、低くなるなだらかな地形を示すが、いくつかの段差も認められる。地形の段差としては、BOR1−1とBOR1−2の間、BOR1−3とBOR1−4の間に見られる。また、木屋川に向かう枝沢に沿って、やや高まりがあり、扇状地性の堆積物が堆積しているものと考えられる。

写真5−5−1に示すようにBOR1−1とBOR1−2の間の段差は高さ5m程度N30゜W方向で現在も明瞭に残っている。BOR1−3とBOR1−4の段差は、扇状地の堆積物の高まりに認められ写真に示すように高さ2m程度で、その延長上には井戸が設置してある。