試料採取地の地層は、メタセコイア属などの第三紀型植物群の花粉化石が検出されないことと、マツ属(複維管束亜属)とトウヒ属が同時に高率になるような花粉化石群集は最終間氷期以降知られていないことから、中期更新世頃に堆積したものと考えられる。