北側で実施した3孔のボーリング(BOR4−2〜BOR4−4)で、50mを超える礫層を確認した。この礫層中には、細粒層をほとんど含まず、海成の堆積物も確認されなかった。礫層中には3層の土壌化(弱い赤色化・礫の風化)が認められる。よってこの堆積物は、常に陸域にあり、堆積−土壌化−堆積のサイクルを繰り返して堆積したと判断される。
南側で実施したボーリング(BOR4−1)では、腐植土層を含むシルト層を確認したが、この地層の北への延長は確認できなかった。図5−1−6に浅層反射法解析結果に地質断面図を重ねて示す。
BOR4−1及び4−2の有機質土層から花粉分析を行った。試料採取地点を図5−1−7に示す。なお、堆積物中に変形構造は認められなかった。