前処理は、不純物の量により、酸やアルカリを用いて洗浄を行ったあと、ガス比例計数管(GPC)では炭素をベンゼンに、加速器質量分析計の場合は炭素を石墨に調整する。
測定値は、現在(AD1950年)から何年前(y.B.P.)かを算出した年代を示すが、炭素の安定同位体比(13C/12C)を測定して測定値を補正する。
さらに、米国ペンシルベニア大学では、年代既知の樹木年輪の14Cの値から補正曲線を作成し、暦年代を求めている。ただし、この補正は約10000yBPより古い試料には適用できないため、今回も暦年代は求めなかった。