本地域においてもセグメントBの区間と同様、扇状地性の砂礫を主体とすることから年代測定に有効な炭質物に乏しく、年代データは少なかった。今後、細粒堆積物が分布し、かつ完新世以降の変位が認められる箇所にて調査を行い、断層の活動間隔を明らかにする必要がある。
平成13年度の反射法探査により、深部基盤の断層形態と地表変位地形の連続性が確認された。今後、他の地区において探査深度の深い物理探査を実施し、断層の深部構造を明らかにするならば、セグメントBとの連続性や連動性が把握されるものと考えられる。