北方に隣接するセグメントAとは、断層の方向や変位形態が異なり、基盤地質構造も異なることから両者が連動する可能性は低いと推定される。
南方に隣接するセグメントCとは、詳細調査と年代測定により、両者とも完新世以降の活動イベントが確認された。両者はいずれも西側隆起の逆断層であり、撓曲変形を主体とし、変位形態は類似する。また、比較的近接する飯豊町と米沢市では、いずれの地点でも約6,000〜7,000年前以降の断層活動が認められた。以上から、セグメントBとCが連動する可能性も考えられる。この場合、断層の延長は約40kmとなる。