(6)寺泉No.4a(掘削深度:2m)

・耕作土(深度0.00〜0.42m)

不均質な礫・砂混じり粘土からなる。植物片を混入する。

・Te4層(深度0.42〜2.00m)

粘性土、砂、砂礫が互層状を呈する。粘性土は腐植質を呈し、材を混入する。下部では腐植度が高くなる。砂層は、全体に淘汰が悪く細礫を少量混入する。砂礫は深度1.89〜2.00mに分布し、火山岩や泥岩の亜円礫を主体とする。

14C年代測定結果>

深度0.58〜0.77mの腐植質粘土において14C年代値197±53y.B.P、暦年補正年代値140〜220cal y.B.Pが得られた。また、深度1.65〜1.80mの腐植土より、14C年代値2,314±56y.B.P、暦年補正年代値2,300〜2,360cal y.B.Pが得られた。