2−6 総合解析

地表踏査精査、ボーリング調査、トレンチ調査及び年代測定の結果を総合的に解析し、対象となる断層帯について、最新活動時期、活動間隔及び単位変位量の検討を行うとともに、平成12年度調査の結果を含めて、断層の長さや活動性について総合的に解析を実施した。

特に以下の点については十分な検討を行った。

・最新活動時期については、対象断層が並列・雁行している場合には、それらのものと対比を行い、トレンチ等で明らかにされた時期が代表値とされるかを検討する。

・最新活動時期・活動間隔等について既存調査を含めた各トレンチを比較し、同時に活動し得る範囲(長さ)を検討する。

・ボーリング調査から求められる平均変位量については、周辺の地形情報、既存資料及び文献などによって予測されている平均変位量との検討を行う。