(9)NMO補正

共通反射点記録(CDP)中の各波形での反射波が、発震点と受振点間のオフセット距離(震源距離)が大きいほど遅れて到達する。これら走時のオフセットがゼロ、すなわち発震点と受振点が同一位置にある場合の走時(垂直走時)に対する遅れをNMO(normal move−out)といい、この遅れぶんを補正して、各波形をあたかもオフセットがゼロの記録になるようにする操作を実施した。