(8)速度解析

NMO補正に必要な地震波速度(重合速度)をもとめるために速度解析を実施した。速度解析の方法として定速度走査法(Constant Velocity Scan)と定速度重合法(Constant Velocity Stack)を実施した。基本的にはともに、さまざまな重合速度でNMO補正と共通反射点重合をほどこし、それらの効果を比較することにより、最適な重合速度を垂直走時の関数として選んでいった。定速度走査法では、ひとつのCDP記録に対して、定速度重合法はいくつかの連続したCDP記録に対して、その効果をみた。速度が小さいと補正しすぎとなり、大きいと補正不足となるので数回のトライアルにより適正な速度関数を求めた。