(5)振幅減衰回復処理

地震探査記録に含まれる幾何減衰の影響を取り除くための振幅補正を実施した。一般に震源は点と見なせるが、そこから放射された地震波は四方八方へと伝播しながら、その距離に反比例して減衰する(幾何減衰)。反射波も同様に震源−反射面−受振器間の距離に反比例して減衰する。したがってこの伝播距離による減衰分を補正して、深い地層境界面からの反射波を浅い部分からの反射波と同様な振幅に持ち上げる。