(3)南部地域(川西町〜米沢市)
南部地域では、米沢盆地西縁部に断層変位地形が断続的に認められる。特に鬼面川の右岸では、低位段丘面に複数列の断層崖、撓曲崖が発達する。その南方延長は、崖錐堆積物、地すべり土塊に覆われて不明である。一方黒川流域には、2列のゆるやかな撓曲崖が認められた。また鬼面川から大樽川にかけて、不明瞭な変位地形が認められた。米沢市遠山地区で実施したボーリング調査により、24,000年程度の年代を持つ地層が、約7m変位しているのが確認された。また、それより新しい地形面に変位が認められた。
表4−3−1 地表踏査により採取した年代測定試料一覧表
図4−3−6 各地域における堆積物の年代