現地では圃場整備が進んでおり原地形はあまり残っていないが、沖積面に比高1〜2mの段差が連続して分布していた。これらの地形の横断測量を実施し、断層崖の比高を求めた。
測量は以下の3側線について行った。
測線@…調査範囲北部。低位段丘面から沖積面にかけての範囲。
測線A…調査範囲中部。沖積面に低断層崖が発達している。
測線B…調査範囲南部。扇状地面から沖積面にかけての範囲。
精査結果を図3−4−2ルートマップ、図3−4−3活断層詳細図、図3−4−4地形断面図に示す。なお、活断層詳細図は、平成9年度実施の空中写真判読及び地表踏査を参考に今年度の精査結果を加味して作成したが、山地内部のリニアメントや山地内部の露頭で観察された断層については活動の累積性や断層の連続性に不明な点が多いため、この図には示していない。