本孔は地表より0.25mまで畦盛土、深度0.25~0.49mは表土からなる。深度0.49~1.08mは、礫混じり粘土~シルト混じり粘土からなる。深度1.08~1.35mは、コア欠落する。深度1.35~4.95mは、粘土~礫混じり粘土を主体とする。粘土層は塊状で灰黄~オリーブ灰色を呈する。混入する礫は、細~中礫サイズの亜角~円礫主体で、礫種は硬質頁岩や地山のシルト岩である。深度4.95~6.55mは、腐植質粘土(弱~中腐植)を主体とし、灰色粘土質シルト層を1枚挟在する。深度6.55~7.08mは、黄灰~オリーブ灰色の粘土からなる。深度7.08~7.84mは、緑灰色の粘土~細砂混じりシルトからなり。深度7.84~9.60mは、緑灰~オリーブ灰の細~中砂を主体とする。ラミナが発達し、一部に軽石礫(φ0.1~0.5cm)を混入する。深度9.60~12.48mは、腐植質粘土を主体とする。腐植度は弱~強であり、炭化物を多く混入する。地層の傾斜は、深度11.73mで10°、深度12.48mで5°である。深度12.48~13.93mは、粘土と礫混じり粘土が繰り返す。混入する礫は全て地山のシルト岩角礫からなる。深度13.92~14.86mは、腐植質粘土(中腐植)からなる。深度14.86~15.31mは、粘土~細砂であり、上方細粒化する。深度15.31~16.20mは、砂礫(本流性堆積物)からなる。礫は中礫サイズの亜円~亜角礫を主体とし、礫種は溶結凝灰岩・砂岩・安山岩・閃緑岩などある。基質はシルト質細砂からなる。
〈14C年代値〉
本孔の、深度5.83~5.89mより>40,970y.B.P、深度10.87~10.93mより>43,460y.B.P、深度14.04~14.10mより47,326±576 y.B.P、の14C年代値が得られた。