(6)土渕No.6(掘削深度10m)

〈層相記載〉

本孔は、地表より0.33mまで表土からなる。深度0.33〜0.73mは、礫混じりシルトからなる。深度0.73〜0.95mは、礫混じり腐植質粘土からなる。深度0.95〜1.85mからなり泥岩角礫が点在する。深度1.85〜2.67mは、腐植質粘土(弱〜中腐植)からなり、泥岩細礫が点在する。深度2.67〜4.73mは、均質な粘土と礫混じり粘土が互層する。深度4.73〜6.00mは礫混じり粘土を主体とする。φ0.5〜2.0cmの泥岩角礫が混入し、基質も同質の粘土からなる。深度6.00〜6.57mは、均質な粘土を主体とする。深度6.57〜7.23mは、緑灰色の礫混じりシルトを主体とし、泥岩細礫を含む。深度7.23〜8.55mは、暗褐〜黒褐色の礫層と砂が繰り返す。礫層には細〜中礫サイズの硬質泥岩亜角礫が多くふくまれる。砂質部には、シルト分や材を混入する。深度8.55〜10.00mは、緑灰色の均質粘土を主体とし、所々に礫を混入する。

14C年代値〉

本孔の深度0.85mの腐植質粘土より5,554±52y.B.P、深度2.3mの腐植質粘土より7,651±58y.B.P、深度7.55mの木片より34,394±322y.B.Pの14C年代値が得られた。