3−2−1 調査目的および調査手法

松山町土渕付近では、澤、他(1997)によって松山町竹田地区において実施したトレンチ調査から庄内平野東縁断層帯の南部区間である松山断層では約8,000〜7,000年前に断層活動があったことが報告されている。今回の調査では、この地域に想定される断層の活動が澤、他(1997)に示された調査結果を活動履歴を代表とすることが可能であるかを明らかににすると同時に、平成9年度調査で明らかになった観音寺断層の反射法探査結果を総合し庄内平野東縁断層帯の地下構造を明らかにし、地震発生源と表層に現れる活断層の関係を検討するために松山町土渕地区において、反射法探査を実施した。