(5)立川町清川−三ヶ沢地域
この地域は、最上川が山地から平野部に流入する位置にあたり、沖積平野と山地・丘陵地境界付近に低位段丘U面が比較的連続良く分布する。また、南側の丘陵地には中位段丘U面が分布している。最上川の支流である立谷沢川沿いに低位段丘T,U面が分布し、丘陵地と沖積低地の境界付近には低位段丘U,V面が断片的に分布する以外崖錐地形が観察される。この地域のリニアメントは丘陵地と平野の境界に断続的に見られる(SL−15)。このリニアメントは、連続性が悪い。しかし、低位段丘や崖錐地形に低崖が観察されることからBランクとした。また、立谷川の左岸に約1kmのリニアメントが観察されるが、連続性に乏しいためCランクとした。