3−4−1 調査仕様

A.調査地名:「和歌山市楠見 阪和第二国道建設工事敷地内」

図3−4−1に共同溝調査位置図および掘削形状を示す.

B.地盤標高:標高約+3.20m(図3−4−1参照)

C.掘削形状:長さ約30.00m×幅約5.50m×深さ約6.00m(図3−4−1参照)

長辺側壁については共同溝の仕様により鋼矢板が打設され,鋼矢板内部での法面整形による観察とした.支保工は観察作業用に設計,設置した.

D.掘削工法:バックホー(約0.7m3)による掘削は,共同溝建設工程として行われ, 設計深度の確保および法面観察計画による法面整形までとした.掘削仕上げは,観察直前および監査中の法面表層の整形であり,人力(スコップ等)により行った.

E.調査期間:平成11年3月1日〜3月5日

内訳(掘削期間)平成11年3月1日〜3月4日

(法面整形)  同  3月5日

(法面観察)  同  3月5日

F.特記事項:

・建設省による阪和第二国道用共同溝をトレンチ調査の代替計画とした.

・掘削底盤付近の砂礫層からの湧水により,掘削後の一昼夜で深さ2m程度の湛水が見られた.

・土器片の鑑定;土井孝之主査

財団法人和歌山県文化財センター 埋蔵文化財課

所在地:和歌山市岩橋1255