計画測線沿いに所望間隔で測定点をマーキングし,中心線・水準測量により全測定点のレベルおよび座標を求めた.なお,マーキングはペイントおよびアスファルト舗装用測量鋲を用いた.
A受震器の設置
地震計は3個グループ/chものを使用し,各受震点を中心として測線方向に約60cmで拡げ,1グル−プの展開長が2mとなるように設置した.地震計の固定は,地震計のスパイクを油粘土に突き刺し,横に寝かせるという方法をとった.
3個の地震計は直列に結線されており,3個で1つのアナログ信号にして観測装置への入力とする.このように1測定点に多数個の地震計を設置して観測することを,グル−ピングと呼んでいるが,この目的は,
a)反射波観測においてノイズとなる表面波を減衰させる.
b) 受震器の感度を増す.
c)測定点間隔が粗いために起こる波数領域でのエイリアスを防ぐ.
等である.