2−2−5 共同溝観察(深度約6m×長さ約30m,延べ約180u)

ボーリング調査結果による和歌山平野伏在活断層の活動履歴の解析では,約6,500yBP以降の活動が不明瞭であることが指摘され,トレンチ調査による地表付近の地質状況の把握が検討された.

調査地点が建設工事中の第二阪和国道建設敷地内であること.トレンチの用地確保が困難であること.一方,群列ボーリングから活断層の走向方向の西側約40m付近で,群列ボーリングと平行に国道用の共同溝が施工される計画があることから,建設省のご厚意により共同溝掘削時の法面の地質状況を観察することをトレンチ調査の代替案とした.

観察範囲は,最大深度約6m,長さ約30mの延べ180uの西側法面である.