遺跡概要:中世の住居跡など・古代の住居跡など
地震痕跡:噴砂・断層(図3−1−16)
噴砂は中世遺構面で確認され更に中世遺構面を切っていることから中世遺構の時期である13世紀以降のものと考えられている。
断層は縦方向と水平方向のものが認められ、縦の断層は垂直方向に約2.5cmずれている。水平方向の断層は数枚認められ、5cm〜最大1mずれているとされている。水平方向の断層のうち1枚は古代末以降、1枚は中世前半以降である。
この時期の被害を与えた可能性のある地震は、1586年天正地震、1858年飛越地震が考えられる。