(3)<測定方法>

測定は、図3−3−3の模式図に示すような閉環測定によって行った。この方法は、任意に設けた基準点(基点)を出発して、測定点1,2,3,・・・,i,i+1,・・・と重力測定を行い、再び基点に戻って測定するものである。このとき、基点での閉合差がある許容誤差の範囲に納まれば測定を終了し、もし、閉合差が大きければもう一度その環の測定をやり直すことになる。閉合差とは、閉環測定の最初と最後の基点での測定値の差である。今回の測定では、以上のような閉環測定を1日に1〜2回実施し、データの良否の確認を行った。

図3−3−3  閉環測定法