(1)<雨滝−釜戸断層>
雨滝−釜戸断層の最新の変位は,大坂地区のTO−2トレンチ調査の壁面において確認された.変位を受けている最上位の腐植土層は約7,500年前,変位を受けていない最も下位の腐植土層は約3,600年前に形成されたものであることが明らかになった.また,断層露頭f16では,約6,500年前に形成された段丘堆積物が変形を受けていることが確認された.
これらの調査結果から,雨滝−釜戸断層の最新活動時期は,約6,500年前〜3,600年前の間と結論づけられる.