1)ボーリング調査の結果,最下部の玉石混じり砂礫層とそれより上位の腐植質に富む層との間で堆積環境が大きく変化していることが明らかになった.この環境変化は西上がりのセンスを示す断層活動と関連している可能性があると考えられる.14C年代測定の結果,環境が変わる以前に堆積したと考えられる腐植混じり礫混じり粘土層からは9,630±70Y.B.P.,変化後の腐植土層からは1,810±40Y.B.P.という値が得られた.