3−3−4 L−4

リニアメントが通過する山頂緩斜面は,扇ノ山火山起源の安山岩質溶岩からなる溶岩台地である.この扇ノ山安山岩類は,おもに安山岩質の火砕岩からなる鳥越火砕岩を不整合に覆っている.また,扇ノ山安山岩類を覆って,倉吉軽石層(DKP,約5万年前)などの大山火山起源の降下火山灰層が分布している.

断層露頭は確認できなかったが,空中写真判読における山頂緩斜面の標高差(北側隆起?)などから,新しい堆積物(第四系)に変位を与えている可能性があると考えられる.