(1)山腹・山頂緩斜面
調査地域周辺の山地の頂部には広い範囲で山頂緩斜面が分布している.この山頂緩斜面は溶岩台地であり,扇ノ山北方の河合谷高原や西方の菅野付近に良好に発達している.また,山腹斜面にも緩斜面が分布している.この山腹緩斜面は古崖錐地形とされ,崖錐堆積物やロ−ムなどに覆われていることが多く,上地西南方などに発達している(赤木・豊島・岡田,1976).