本調査におけるコア採取率は、一部礫層の部分で脱落箇所もあったが、概ね100%であった。
(2)観察結果
観察結果は、巻末資料の1/10地質柱状図に示した。
(3)コア写真
コア写真は、巻末資料に添付した。コア写真撮影については、以下の点を留意事項として実施した。また地層の特徴を捉えるために、近接写真を各孔で撮影した。
・採取したコアは、深度がずれたり壊れたりしないように、コア箱に収納した。また、堆積構造等がわかるように表面を十分にカットした。
・ボーリングコアの撮影は、一箱(5m)ごとに撮影する。また、色調の再現性を確保するために、各箱の撮影時に、カラーチャートも写るようにした。
・コア撮影時においては、試料本来の色調を呈するようにするために、撮影前にコアを散水器によって湿らせた。
(4)ボーリング地点の標高(水準測量)
ボーリング地点の坑口標高は近接する水準点から測定し、それぞれの地質柱状図に示した。