ボーリング調査は、地下の地質状況を把握し、青柳礫層の上面標高の違いや、基盤である上総層群の上面標高の断層をはさんでの比較、及び岩相の確認を行うことを目的に、谷保地区の断層上盤、下盤側で実施した。
(2)調査位置
ボーリング調査地点は、谷保地区に限定して行った。地形面の変位が明瞭な青柳面の、同一段丘堆積物から構成される地形面上の断層による変位地形をはさんだ地点で実施した。調査地域は、概略的には、前述の調査地案内図(1/25,000)にボーリング地点を示したほか、調査位置図を図2−2−1−1(縮尺1/400)に示した。また付図として添付した測量による現況平面図(縮尺1/200)にまとめた。
谷保地区でのボーリングは、合計で3本実施し、断層地形をはさんで上盤側は、B−1孔(標高:70.31m)の1本、下盤側ではB−2孔(標高:68.54m),B−3孔(標高:68.38m)の2本を実施した。
(3)現地調査実施期間
平成12年3月
(4)担当者
向山 栄(技術士:応用理学)
松本 俊幸(技術士:応用理学)
佐野 正明(RCCM:地質)
松井 潤也
曽我 智彦