2−1−4 調査結果と解釈

地下レーダー探査の観測測定は、装置の調整並びに深度のレンジ合わせを兼ねて、礫層分布が確認されている谷保地区調査地での都有地フェンス内トレンチ1地点(平成10年度調査)において、測線間隔1mピッチ,測線長20mの2測線を観測した。この結果、映像の深度1m付近にみられる赤色の反射面が青柳礫層上面に対比されることが判明した。これを基準に探査結果を解釈した。

器機調整後に、谷保地区調査地のSEゾーン(測線間隔1mピッチの縦横断格子状観測)と格子状観測区域東方の道路部及び補足測線を第1回測定として実施した。

第2回地下レーダー探査は、谷保地区のNEゾーン(測線間隔2mピッチの縦横断格子状観測)とNWゾーン及びSWゾーンで東西方向の測線配置で実施した。

第3回測定は、前述したように本年度まで継続的に実施されているボーリング調査、トレンチ調査等を行った立川断層沿いの区域で、1〜3測線を設定して実施した。

解析映像図面(カラー図面)は巻末資料に示した。また探査の解析結果は、図2−1−4−1−1に解析結果図(谷保地区)を示すとともに、表2−1−4−1−1表2−1−4−1−2表2−1−4−1−3に青柳礫層等の礫層上面と推定した深度の一覧表を示した。図面は付図として「測線位置図及び解析結果図」に示した。さらに谷保地区以外の箇所は、解析画像の打ち出しとともに、図2−1−4−1−2解析結果図(国立第六小グランド及び六小北畑地)、図2−1−4−1−3図2−1−4−1−4図2−1−4−1−5解析結果図(霞川地区)までの解析した結果を示した。