調査地に分布する青柳礫層の上面構造を把握することを目的とする。その結果はトレンチ調査のための基礎資料とした。
A 調査位置
地下レーダー探査地点は、概略的には図2−1−1−1の探査地案内図(1/50,000)に探査地点を示したほか、各地区の調査位置図を図2−1−1−2−1、図2−1−1−2−2、図2−1−1−2−3、図2−1−1−2−4、図2−1−1−2−5に示した。
1) 国立市谷保地区
調査地点は、国立市谷保地区の青柳面上で実施し、とくに青柳礫層の上面構造を把握し、トレンチ掘削の基礎資料を得る目的で実施した。
また、青柳礫層上面の浸食状況について、河道の変遷等を検討するために、谷保地区内で比較的広範囲に探査を行った。
谷保地区での探査数量は、表2−1−1−1−1、表2−1−1−1−2、表2−1−1−1−3、表2−1−1−1−4、表2−1−1−1−5に示したが、合計102測線で延長2,415mである。
2) 国立市第六小学校グランド敷地内
調査地点は立川断層のとう曲範囲と断層の下盤側に沿った低地部(旧矢川)に位置している。探査数量は、表2−1−1−2に示したが、合計2測線で延長139mである。
3) 第六小学校北・畑地内
調査地点は、立川断層が北西側に延びる、とう曲帯の範囲の中で実施し、断層活動に伴う青柳礫層の堆積構造の変化を把握するために実施した。探査数量は、表2−1−1−2に示したが、1測線20mである。
4) 三ツ木地区
調査地点は、立川断層が北西側に延びる、とう曲の範囲の中で実施し、断層活動に伴う立川礫層の堆積構造の変化を把握するために実施した。探査数量は、表2−1−1−2に示したが、1測線48mである。
5) 箱根ヶ崎地区
調査地点は、立川断層が北西側に延びる、とう曲の範囲の中で実施し、断層活動に伴う立川礫層の堆積構造の変化を把握するために実施した。探査数量は、表2−1−1−2に示したが、2測線89mである。
6) 霞川地区
調査地点は、立川断層の最北端に位置する、霞川地区の断層よりも西側(下盤側の低地部で行い、とくに平成9年度でのボーリングによるチャネル構造の確認を行うために実施した。探査数量は、表2−1−1−2に示したが、3測線239mである。
B 現地調査実施期間
1) 国立市谷保地区 :平成12年1月〜2月
2) その他の地区 :平成12年3月