ボーリング調査は、掘削深度が浅く、掘削本数も多いため、掘削径φ50mm〜100mmの主にパーカッション式掘削機で実施した。
A使用機器(コアチューブの種類など)
ボーリング調査は、簡易ボーリング掘削機を用い、コア採取径φ43mm〜60mmとした。
B観察・整理
採取したコアは、原則として表面のコーティング部を取り除き、観察して、コア箱に収めて保存した。コアは写真撮影とサンプリングを行った後、納品した。
観察結果は、地質柱状図に記載し、また地層区分を行った。
ボーリングコア観察及び柱状図を作成するに当たっては、以下の点を留意事項として実施した。
・観察はトレンチ観察と同様に、肉眼で識別でき、かつ、細かい精度で地質を区分する。
・区分した単層は、層相、粒度、色調、堆積構造、動植物遺体等の化石、考古遺物等について詳細に記載する。
・基質の流失、スライムの混入等、ボーリング調査のコア観察において、特有の現象については、その都度柱状に記載し、現地盤と異なることを注記する。