1−2−2 調査概要

平成10年度の調査概要は以下の通りである。

(1)調査件名

立川断層調査

(2)調査場所

青梅市今井地区、瑞穂町箱根ヶ崎地区、武蔵村山市三ツ木地区、国立市谷保地区{以上図1−2−2−1および図1−2−2−2の調査地案内図参照(1:25,000)}

(3)調査期間

平成10年12月10日〜平成11年3月15日

(4)調査目的

本調査は、立川断層の活動度に関する調査・研究の一環として、ボーリング調査、トレンチ調査および各種分析により、調査地域の地質構造等を明らかにするとともに、平成9年度調査および既存資料等を用いて立川断層に係わる活動履歴等の総合解析を行うものである。

(5)調査内容(詳細は表1−2−2−1および表1−2−2−2参照)

@深層ボーリング+電気・密度検層:下記の本数で延べ400m

・青梅市今井地区:2本 ・武蔵村山市三ツ木地区:2本

A浅層ボーリング:下記の本数で延べ63m

・瑞穂町箱根ヶ崎地区:3本 ・国立市谷保地区:21本

Bトレンチスケッチ+ミニトレンチ調査:1箇所+5箇所

・青梅市今井地区(霞川調節池工事区内):1箇所トレンチスケッチ

・国立市谷保地区:5箇所

C分析試験

・年代測定       ・微化石分析(花粉)

・微化石分析(珪藻)  ・粒度          ・鉱物分析(帯磁率測定含む)

・火山灰分析      ・軟X線撮影・分析

・古地磁気測定   

D総合解析:一式

(6)発注者

東京都(土木技術研究所) 担当:地象部 地質研究室 中山主任研究員

(7)受託者

国際航業株式会社 東日本事業本部 地質部 地盤コンサルグループ

 〒102−0075 東京都千代田区三番町5

 TEL:03−5275−8971 Fax:03−5275−8973

 照査技術者:向山 栄(技術士;応用理学)

 管理技術者:松本俊幸(技術士;応用理学)

 現場代理人:原田政寿(技術士補)

表1−2−2−1 ボーリング等数量表

表1−2−2−2 分析関係数量表

(8)委員会体制

活断層調査を実施するために必要な専門的・学術的指導、助言および調査についての評価を得るために、東京都地域活断層調査委員会を設置した。東京都地域活断層調査委員会の構成員は、表1−2−2−3に示すとおりである。

表1−2−2−3 東京都地域活断層調査委員会構成委員