3 調査結果

調査方法は、大型のバイブロサイスを震源とする「共通反射点重合法(CDPスタッキング)」に基づく反射法地震探査とした。調査法の概略を、図4に示す。測線上に一定間隔(今調査では10m間隔)に受振点を設定し、多数の受振器を設置する。特定の発震点(同10m間隔)で地震波を発生させ、地下地層からの反射波を特定の範囲の受振点で観測する。

この様な観測を、測線に沿って移動しながら繰り返す事により、地下の各点について多重の反射波を得る事ができる。このデータをコンピュータ解析することにより、地下の速度分布、地下構造図(図4下部参照)等が得られる。

データ収録に際しては、多大チャネルのディジタルテレメトリシステムを用い、震源としては、都市部の高ノイズの環境下、また舗装道路でも使用可能なバイブロサイスを用いた。受振器は、一ヶ所に9個を一組として用いた。