(調査項目)
物理探査(反射法弾性波探査)
(選択経緯)
立川断層は、地形的には南西落ちであるが、重力等から想定される基盤構造は北東落ちである。そこで、地表から基盤までの地質構造形態を明らかにすることが立川断層の活動等の評価に必要であることから、深層反射法探査が選択された。周辺の既存坑井資料から、当該地域の基盤深度は、千〜千数百メートルであることが推定され、本調査の探査深度は1500 m以上とした。また、調査地域が市街地の高ノイズ環境であることを考慮し、反射法地震探査として、大型のバイブロサイスを用い、多チャネルデータ収録装置を採用した深部構造探査を計画した。
また、反射法地震探査結果の地質構造解釈のために、基盤到達ボーリングを中心とした既存地質データを収集し総合解析に役立てることとした。
調査数量
物理探査(反射法地震探査):2測線(T97−1およびT97−2測線)、測線長 各 約 3,800 m