まず、トレンチ内で湧水している高さよりさらに50cm高く砕石を埋めた。砕石の埋め立て時には、50cmおきに十分な転圧を行った。
さらに、耕作土を1.5m確保するため、透水性のよい砂質ロームを深さ1.5mになるように埋め立てた。耕作土の客土の際には、透水性を保つため転圧を行わなかった。また、砕石に客土が流出し、透水性が悪くなるのを防ぐため、客土と砕石の境界には透水シート(ジオテキスタイル)を敷き詰めた(図5−4参照)。
埋め立てが完了した後、地権者立ち会いを求め、現地で了解を得た後、作業を完了した。
図5−2 トレンチAの形状(1/200)
図5−3 トレンチAスケッチ(1/50
図5−4 トレンチA埋戻概要図