(1)オリジナル波形記録

<全体的な特徴>

起点〜受振点(杭番号に同じ)110までは、堆積層からの反射と思われる反射波が見られる。受振点110〜150では反射波があまり見られなくなり、受振点150〜終点区間では、多重反射波が顕著に現れている。なお、オリジナル波形記録は、磁気テープにSEG−Yフォーマットにて収録したものを付録として提出する。

<波形記録例>

図4−6−1−1図4−6−1−2図4−6−1−3に起振点0,58,118,180,242,300(起振位置の杭番号)のオリジナル波形記録例を示す。これらの波形記録は、同一起振点で4回起振した記録を解析時にノイズの多いトレースを削除後スタックしたもので、1ショット記録よりS/N比が向上している。起振点0,58の波形記録には、500msec程度まで反射波が見られる。起振点が北側(終点側)に向かうほど、明瞭な反射波が見られなくなり、起振点300ではオフセット距離の大きい受振点で、多重反射波が顕著となっている。