4−5 データ処理方法
観測時に得られた記録中には、通過する車両や構造物の中の大きな機械より発する振動等のノイズや、電磁波によるノイズ、また屈折波や表面波といった起振に伴うノイズ(コヒーレントノイズ)等、様々なノイズが含まれている。反射法のデータ処理の主な目的は、これらのノイズを多く含んだデータから必要な反射波だけを抽出することである。現場でハードディスクに収録した各起振点ごとのデジタル記録は、ワークステーション(SUN Ultra)に転送し、反射法探査解析システムProMAX(LandMark社製)を用いて処理を行った。図4−5−1に解析処理のフローチャートを示す。
以下に主要な処理の概要を述べる。