4−1−2 第2測線

観測は最大展開長約1100mのスプリットスプレッド展開(受振器固定で起振点のみ移動して測定)を基本とした。ただし、起振点が300m進むごとに展開を移動し、測線終端約1000m区間では受振器固定とした。

表4−1−3に第2測線の探査仕様を示す。本測線の探査においては、起振装置としてミニバイブレータ震源(minivib T−2500、Industrial Vehicles International社製)を用いた。この震源は、サーボ機構により制御されるバイブレータ型の起振器であり、10〜550Hzの振動を発生させることができる。スイープ時間内に線形あるいは任意のスイープパターンを設定できる。現場でパラメータテストを行った結果、本測線の探査においてはスイープ時間は10秒、スイープ周波数は10〜120Hzとした。受振器としては固有周波数27Hz、9連のジオフォンストリングスを用いた。またデータ収録装置としては、Geometric社製のStrataView60を用いた。本測線の探査の観測に使用した機器の一覧を表4−1−4にまとめる。