表4−1−1に第1測線の探査仕様を示す。本測線の探査においては、起振装置として重錘落下型震源装置を用いた。この震源は、約400kgの重錘を油圧装置を用いて約1〜3mつり上げた後に、これを地面上に落下させることによって、地震波を発生させるものである。受振器としては固有周波数10Hz、12連のジオフォンストリングスを用いた。またデータ収録装置としてはOYO Geospace社製のDAS−1を用いた。DAS−1は、シグマデルタ方式のA/D変換器を搭載した地震探査装置で、24ビットという高い分解能を有する。本測線の探査の観測に使用した機器の一覧を表4−1−2にまとめる。